2017年4月28日金曜日

046.ニッポンチャチャチャ



大きな声で威圧的
こてんこてんの大阪弁

電話でそんな話し方をする
ご近所さん
すごく聞こえてくるから
やだわあ つらいわあ おこらないでえ
って
音楽の音量をうーんと上げて
防御していたけど

昨日そのことを
別のご近所さんに話したら
「あの人は商売人やからな〜」
って。

あ〜そっかあ
じゃあ   しょうがないよねえ
って思えた。
きっと電話の先は取引相手で
負けちゃおれん状況なのだろう

ニッポン大坂が産んだ
なにわの商人ですわ

嫌がってごめんなさいね







日常で
強くあたられたり
不快な想いをさせられても
その人はその日たまたま
虫の居所が悪く
嫌なことがあって
その日たまたま不機嫌だっただけ


考えれるようになったのは
林檎屋さんで働いて知れたこと

たまたま
そういった
タイミングだっただけ

みんな家族とか友人とかには
いい顔するのよ いい人なのさ〜








2017年4月26日水曜日

045.日本産


気い使いーの

気にしーの

ごますりーの

猫かぶりーの

ぶりっこしーの

肩こりーの

悩みたがりーの






私は典型的な日本産

イエイ!



044.ジャパンなガール



1フレーズガール

というサイトが好きです

女の子がワンフレーズ歌うだけの。

ただただかわいい。

ただそれだけ。





043.きのこ



あたたかい日本の春の日に

ぽこっと

きのこが芽を出した

人々を魅了すべく

ぽこっと

おめでとうございます4/24



2017年4月24日月曜日

042.雨の記憶


私には

どうも記憶力が大きく欠落しており

残っている記憶は数少ない。

その中でも

小学校6年生の運動会は

ほんのり記憶にある。

なかなかの雨の中だったから。







障害物リレーの

小麦粉の中に飴が隠れてて

口だけで探すやつ。

雨で小麦粉がぐしょんぐしょんで

飴が丸見えで。とか。

でもねえ

まあまあの雨の中

みんな泥んこになってて

組み体操なんか

なんだか感動的だったような記憶。

ひと学年20人ばかししかいない

保育園からみんなずっと一緒の

小さな小学校に4年生で転校した私は

根が暗いのもあいまって

卒業を迎える日まで

馴染めた気はしなかったけれど

あの日は楽しかったんだろうな。

泥んこ。大人となった今

この先  泥んこなったりするのかな。

最高だぜーと感じるのかな。







2017年4月23日日曜日

041.シクシク


割烹着をみにつけた
どうもかわいいがすぎる
ふたりの女の子がしている
ごはん屋さん

何度も注文を聞き返してくる
たのしくなっちゃう珈琲屋さん

信号待ちの青年
立派なドレッドヘアを
頭頂部に結わえた青年
沿道の植物を
じっとじーっとみつめていた

車で5時間の道のりを
地元に帰っていく友人と
握手をして別れ

公園でいつもは新聞を読んでいる
近くのバーの店主が
今日はベンチに新聞紙をひいて
豪快に全身で日光浴していた







目に映るものが愛おしい
“ただそれだけ”の情景を
目にするだけでお腹がいっぱい
今は大それたことが
起きないでほしいと願う
そっと、すん、と過ごしたい
ってゆう土曜日
明日はまた違う気持ちの日曜日


2017年4月22日土曜日

040.


たとえば

たとえばの話。

たとえばの想定を

置くことは

相手への

理解しようという

きもちであり。

こうかもしれないと

楽しむこころでもあり。

期待でもあってしまうかもしれない

けれど

やはり

想定 想像 は

やめられない

とまらない

カル、、




2017年4月20日木曜日

039.ピチョン



君よ  そうそこの君よ

目を背けているね

背け続けているね

アレとそれとあれにも。





そろそろいいんでなかろうか。

そろそろ重い頭を持ち上げて

向き合わなければ。





まずはアレから。





長く荷となり

より苦になることを恐れ

その恐れを踏み台とするもよし

向き合い   

解決のために

時間を割かなければ

さあ君よ  ああ君よ  そう我よ





雨上がりの虹を見にゆこうか
めんどくさいか
そっか
まいっか
それで








038.パラリハラリ


その日彼は  朝から

とても喉が渇いていた。

身なりを整え 出掛け際

コップに一杯の水を入れ

残さず飲み干した。

いつもの公園を通り抜け

いつも目にする工場を横目に

いつも足止めに合う信号で

立ち止まった。

ふと右手に何かを感じ

目をやった。

手の甲  手の平

握ってみたり  開いてみたり。

どう見ても  右手が赤い。真っ赤だ。

体温でもなく  腫れでもなく

内側から赤く光っていた。

安物の光るおもちゃのような

にぶくチープな光。

その光に透け

手のシワ  肉の厚みが

手にとるように見えた。

しかし それは

ものの数秒か  数分か

信号が青に変わるとともに

消えた。

その日   外は二日続きの雨だった。







2017年4月18日火曜日

037.ザーーーーーーーー



時間   お金   体重


あらゆる数字がおそろしい











036.ポタポタ



暮らしのおへそ   という雑誌で

樹木希林さんがおっしゃっていた

「自分の身を
始末していく感覚で
毎日を過ごしている」
新たにものを買うことも
ほとんどありません。




かっこい

って影響受けて

物欲を抑えることが
できるようになりましたのよ
少しね
今だけかもだけどね

部屋も整理整頓して
出かける気持ちになるしで

とても良いきもち

すっきりきり




でもね
こないだ買っちゃった
雨の色の長靴。
おうちにいたいきもちが
少しでもやわらぐように




いつでもどうぞ


\\\\\\\\\
   ・・・・・・・・・



追:
ついにひとりぼっちになってしまった
大阪の林檎屋さんのブログ
日曜日の方がお留守だ
おーい 林檎屋さん



あと64日










2017年4月17日月曜日

035.いつでも隙間はできている



こぼれおちたものは

あふれでたものは

かけら。

残っているものが主で。

少しづつ  こぼれあふれるから

主が入れ替わり

主でもなくなり

しかしこびりついたものは

常そこにあり。

ああ。愉快。




2017年4月16日日曜日

034.オキナグサの花を知ってるかい






“心に何もなくても凜とすること”

何年も前に

ある方が紙にしたためてくれた言葉

ずっと大事にしている言葉

まだ真の意味は理解途中




おやすみなさい今日













2017年4月15日土曜日

033.牛乳瓶の底なみ眼鏡



ブルーベリーをたくさん食べたら

ベロが紺青色になりました

悪魔みたいです

気に入りました





私のベロは下方向によく伸びます

幼き時にベロの筋を

病院で切ったことが

発端だと思われます

どれほどに伸びるのか

友だちに定規で計られたこともあります 

でも上方向に伸びて鼻に届く

みたいなのではないので

芸にもなりません

さくらんぼの茎を

ベロだけで結べる

なんてこともできません

ただ下に伸びるのが

長め

ただそれだけ





C'est la vie







2017年4月13日木曜日

032.えんぴつ





私  デッサン習いに教室に
通うことと決めました
大人コースよ






“構図を決めて

全体の構成を決めて

骨組みを描いて

肉をつけていき

引いて見て

細部に取り掛かり

どんどんつめてゆく


この作業はどのモノづくりにも
当てはまること。
デザインも漫画を描くのも
歌詞をつくるのも”





と先生がおっしゃってた。


先生であるあの方からは
デッサン以外のことも
沢山学べる吸収できる
背中をみせていただける
とビリビリ感じましたよ



やばいね。
私   生きやすくなっちゃうね。
いい感じの人になっちゃうね。



C'est la vie!



追伸:
教室ね  敬語禁止なんだって
やばいね。どうも苦手なのよ。
はじめましてで。そんなそんな。
タメ口むつかしいのよ。こまるわ。
これも試練ね。ミッションね。
私に必要であるんだろう。






031.◎


ガリガリゴリ
音に かほりに酔いしれながら豆を挽き
じっくり時間をかけて珈琲を淹れる。

お気に入りのお弁当箱に
小松菜とあげのおひたしと
にんじんしりしりと
お味噌とり団子と
ふんわり卵焼きをつめて。

さっと掃き掃除と水周りを掃除して
やさしく花瓶の水を入れ替え。

いってきますと上履きを揃え。

いつもの通い道
季節の花を愛でながら
急ぐ人より少しゆっくり歩く。





時たまできる丁寧な暮らし。

然うは問屋が卸さない。

C'est la vie




しかし
活字にするだけでも
なんと心地よいこと









2017年4月11日火曜日

030.いい一日だった



あんなこと言うべきじゃなかったな

/

あの時ニコリとするべきだったな

/

あのお願いは快くOKと言うべきだったな

/

あそこで足を止めればよかったな

/

もうあと5分早く

階段を降りていけれたなら

きみとゆっくり

お話ができたんだろうな








振り返れば今日のC'est la vie










2017年4月10日月曜日

029.歯を見せないほほえみの破壊力



すーだーすーだらだっだ
すらすらすっすっすー
すーだーすーだらだっだ
すらすらすすすー




自分と人を比べるのはいけないって

知ってるよ

よそはよそうちはうち

でもさ

目の当たりにしちゃうとさ

どうもね。





そんな日はさ

買ったばかりの

珈琲を薄めに淹れて

本を3ページだけ読んで眠ろうよ

朝になれば

ほら元通り





C'est la vie!


















2017年4月9日日曜日

028.あかい実



あ し た は き っ と

か す み が か っ て い た も の に

い ろ が つ く ひ

実 に た や す く











朝が無い







やるなら今しかねえ。ああ。ほんまにそうや。やるなら今しかないんや。
やらな。はよやらな。さあやろ。すぐやろ。今やろ。やって、やったことへの満足感を肴に一杯やろ。ええな。労働の後の一杯。それこそが真の美酒。あ。それやったらまず先に一杯やってからやろかな。そっちのほうがおれ自身の本来の調子も出てより勢いづくっていうか、興に乗るっていうか。そうや、あすこの河岸なら早い内に開けとるし、そうしよ。


といって呑みだした一杯。この「一杯」というのは、「一つ」とか「一個」とかそういった意味の「一杯」ではなく、沢山、ぎょうさん、という意味での「一杯」である。
彼はしこたまに呑み、且つ食らった。
酩酊状態に陥り、意識がハンボラケになってきたところで気がつくと朝になっていた。

「あれ?おれは昨日という日をどないしたんやっけ?あれ?今、この朝は今日の朝か?ほな昨日は?昨日の朝と夜は?あれ?はあ?どがっしゃ。どがっしゃどがっしゃ。」

男は暦から昨日という一日を丸ごとさっぱり何者かに消し去られたような気持ちになって不快になった。
ただでさえ散らかっていた部屋がさらに汚くなっている。それも不快だった。
物を持たぬ者の部屋がなぜにこうも激しく散乱することがあるのだろうか。
部屋に散乱しているものは男の持ち物など極微小で、主に酒の入っていた空き缶や空き瓶などがほとんどなのである。

それでもたまには片付ける。
部屋の汚れが心の陰鬱に繋がるのだ、といってから片付けを始める。
そういう時の男の執念というか、執着は常人の男に対する想像を遥かに超えている。おおよそ潔癖であったり、神経質などという性質とは遠く掛け離れている愚かな男でも、一度片付けを始めると、脇目をふらず、小気味よい鼻唄などを歌いながらするする片付けていく。
そして片付いた部屋を仁王立ちで見渡し、彼はこう思う。
「もう二度と、汚さんようにしよ」

しかし男の決意はほんの一日や二日で薄らぎ、彼曰く、住人の心を映し出すという居住空間は彼の心と同様、陰惨で下劣な様子へと変わっていくのだ。
変わっていく、というより、元に戻る、というのが妥当かもしれない。

男は昨日の酒に翻弄されたままこう思った。
「あかん。あかん。あかん。今日こそやらなあかん。やるなら今しかなんや」
そうして男は握り潰されてへしゃげている空き缶を一つずつごみ袋に放り込んでいった。




2017年4月8日土曜日

027.真っ赤なワンピース



しとしとぴっちゃん

しとぴっちゃん



今日は真っ赤なワンピースに
真っ赤な靴下に
真っ赤な靴紐を身にまとい
職場に向かいました


真っ赤だなんて
桜を邪魔しちゃうけどね







5年前

デザイン事務所に勤めていた時

突然会社に行けなくなりました






誰にも会わず

ひたすら眠り

眠り  眠り  泣き  眠り

どうにもならなくて

実家に帰らせていただき

そして  ひたすら眠り。






絵を描けるようにまで

なった時くらい

母が真っ赤なワンピースを

買ってくれました。





着用する度  

身が引き締まる

ワンピース



着用する度

マザコン度が増す

私の真っ赤なワンピース












2017年4月7日金曜日

026.愛



カメラマンの旦那さまが
モデルの奥さまを撮った写真集が
好きです。


妻が夫にどれほど
心を許しているか
自然体であるかを
感じます

夫が妻をどれほど
愛おしく想っているか

見えるところからも
見えないところからも
宿ったものを感じます

愛がダダ漏れしています

でもただの家族アルバムとは
感じないところが
ふたりともプロであることを
思い知らされるなあ

















2017年4月6日木曜日

025.赤い



今朝方みた夢は
我夢史上 ピカイチ秀逸だった
スリルもありミステリアスで
エンディングとオフショットもあり

だのにだのに
二度寝したせいで
ストーリーを忘れちゃった

もったいない

妖艶なシーンもあったせいなのか
起床して洗顔時   鼻血が出ました


今週のブログのお題は“赤い”です





追:
地下鉄の手すりが扉が
桜柄ですね  なんと粋なこと





dou








2017年4月5日水曜日

024.ほお紅



テッテレ〜

あたたかい陽気になっただけなのに。
街ゆく人の
肌の露出が増えただけなのに。
お兄さん 半袖は
まだちょと早いんでないの
って季節なだけなのに。
まあ綺麗なおみ足って
チラ見しちゃったりなだけなのに。

キモチが高揚するものですね

街ゆく人みなのこと
好きになっちゃう

みなかわいく思う

くたびれたの?
そう。がんばってるものね。
うんうん。

って語りかけたくなーる



失敗しても命まではとられない
とよく言うよね  ちがったかな
共にがんばろうじゃないか
ねえ。





追:
おしろいパタパタ
そして赤いほお紅
用心深くマスカラ

て歌詞

お母さんがよく歌ってな〜
って歌いながらの帰路
なんて曲かしらと母に尋ねたらば
長渕剛でした
これもあれもいいよって
沢山教えてくれました











023.933

こうであるからして
こうして

試行錯誤でありながら
自分の知るものを
信じるちから

それは
奥行きのある美しさで



朝方に書いたであろう上記文章
書いた記憶もなく
支離滅裂な内容に驚愕
タイトルの数字は何を意味するのか







2017年4月4日火曜日

022.変態

それはそれはお天気のよい
日本全国  隅っこから隅っこまで
気持ちのよい快晴ではないかと
思わせるような
土曜日と日曜日の春の昼下がり

変態ふたりに会いました

土曜日の変態
日曜日の変態

モノづくりの変態

土曜日の変態は
紙とか布とか映像とかに表現
日曜日の変態は
キンキンカンカン木とか金属とかに


ふたりの変態は
モノもコトも
どこまでも追及して
探索して没頭して
カタチにする変態

多数決に  
既存のものに
なびかない変態

生きてるね
生き続けるね
て感じた
クソカッコヨイ

でもね
普通の人なんて
いないのよ
みんなどこか変態で
どこか愛おしい










追:
右手の親指に木くずが
刺さったまま放置してたのね
そしたらね なんだか 変色してきてね
皮がかちこちになってね
とても気になったもんで
とってもらいました。
お医者さんに。
もだえるような激痛の
麻酔をいただき
取り出されたのは
ちっぽけな飛んでっちゃいそうな
木くずでした。
大げさなガーゼに
赤い点の血がポツリ。
会う人に心配してもらって
ほくそ笑む
年中絆創膏しようかしら



















2017年4月3日月曜日

さとったった





放浪に放浪を重ねた後、自宅に戻り、座禅などしてみたのだけど、冷静に考えると確かに自立はしなければいけない、と思った。

まぁ確かに祖母の言う通り、いつまでも人の庇護など受けてはいられないのだ。



その昔、ある格式高い人が「一人前と言ふのは、親から、友から、恋人から、全てからの援助、助けを必要とせず、己の財力のみで飯を食っていける人のことを言うや」などと言い放ったらしい。


やかましいやい。


などと言うなかれ。

どこで、どんな状況で、その言葉を言い放ったのかはわからない。
縄暖簾の掛かった汚い焼き鳥屋とかで言ったのかもしれない。
そしてそれを聞いた友人か知人かは知らぬが、そいつが「へーー、ものごっつええこと言いますやーん」とかいって適当に相槌を打ち、言った本人は上機嫌になって「せやろ?せやろ?だってそうちゃう?ほんまのこと言うただけやで」とか言って高笑いしながら酒をちびちび飲んで過ぎて言った寂しい夜だったのかもしれない。


とまぁ、そんなことはどうでもいいのだが、まぁ思うに一理あるわなー。

己が念をドブ川に巣食う微生物の如し、散々に放出しながら、ジタバタと暴れる、時には逆流の中で。人の価値観など本当に千差万別で、決して想いが分かり合う瞬間などはありもしないことなのであり、それでも人は人の心情を察しようとやっきになる。
けれども春の陽気は皆に平等なわけで、そんな中で平穏に暮らしていきたいと願うのが人間の、至極まっとうな願いであるから、だから、だから私は。

私は私で片手間でなんかしないといけないなぁ、と思ったのだった。

ほんの二時間ぐらい前に。

2017年4月2日日曜日

021.ドーナツ

「おばあさん。もういちど、
若くなってみたいと
思いませんか?」

おばあさんは、驚いて、
ためらうことなく答えます。

「いいえ」

その答えはやさしいけれど、
決然としていました。

「わたしにも、
若いときがあったのよ。
わたしの分の若さは
もうもらったの
今は年をとるのがわたしの番」

「もういちど、
同じ道をたどってどうするの?
だってわたしに用意された道は、
今通ってきたこの道ひとつなのよ」


パリのおばあさんの物語
著者:スージー・モンゲルステンヌ、
セルジュ・ブロック