2016年2月29日月曜日

こうご期待!


3/26 伊丹市こども文化科学館プラネタリウム室にて!
詳細近日公開!


そしてもうひとつ
    2016.3.2(Wed)
    阿倍野ROCKTOWN
    【コトノネ】
    OPEN/18:00 START/18:30
    adv/door ¥2,000-/¥2,500-

    SMASH YOUTH
    SOUTH BLOW
    littleAndy
    アイボリック
    エイリアンズ

    http://www.southblow.info
    僕のやってるやかましい方のバンドです。

    宜しくお願いします。
    長村 創

2016年2月23日火曜日

さようなら

一緒にいるときはそれが当たり前すぎて
この先ずっと一緒にいるかどうかも
考えることさえしなかったけど

あなたがいなくなってから
わたしは体のバランスが崩れて
熱も出たしごはんも食べられなくなっちゃったわ
支えてくれていたことを今は痛いほどにわかる

あなたがいなくなって
ぽっかりと穴があいたままよ
でも時間が経てばそんな穴もふさがって
バランスを整えながら
それなりにまた笑って生きていくのでしょう


さようなら
わたしの親知らず


川原 由美子





SAKEROCK / SAYONARA

2月22日



僕のルーツ、柔道部物語。
汗と涙と笑い、いくつになっても人生の起爆剤ですね。
大切な事しか周りにないような気がします。

今週金曜日、谷町9丁目のワンドロップという所で演奏します。
「いつ観に行っても、どのミュージシャンも良い!すごい純度!」のライブバーです。
お世話になるのは昨年夏からこれで4度目、どんどんセットリストが深くなってきてます。

駅すぐ近くなので、お時間合う方もし良ければ!

長村 はじめ

2016年2月21日日曜日

北国放浪記





「雪国」を書いた川端康成、「細雪」の谷崎潤一郎、等、純白の雪が地面に覆い尽くす様を見て文士脳をそそられた文豪も少なくない。



私は、まぁ各作品の書評などはおこがましくてできるはずもないが、これまではそういった名作、名文を前にして「雪ねえ。そんなに大したものなのかねえ」と皮肉たらしく、そしてニヒルたらしく、尚且つアヒル口の形相で、これらを悲観して生きていた。


そして、そういった気持ちに向後も変化を及ばす事はない。きっと無い。

と自分でも半ば確信をしていた。そんな日々が過ぎていった。








行商脳を養う為には自然と向き合う事がやはり肝要である。


というのは私が日頃からお布団の中で考えていた考えである。

だってそうだろう。行商の中でも林檎、という真っ赤な果実を取り扱っているのだから、林檎と接するも人と接するも自然であらないとあかん。

もちろん、日頃から天真爛漫な私は屈託の無い笑顔で人にも林檎にも接しているつもりではあるが、そこはやはり都会暮らし。そんな私の純真無垢な心をどやどやと汚すもの多数、僕は「聖人君子ではないのだからあ」といってポテトチップスの袋を開けるのに四苦八苦したりするのである。



そんな日々に憔悴しきった私は、このままではいけない、早く自然と触れ合い、心を洗い流さねば、と思い、友人、というか親友、親友、というか戦友、戦友、というかマブダチ、マブダチ、というか母親、母親というかペット、ペット、というか知り合い、であるベト子を誘い、自然といえばそう、北の大地、北海道へ行くことになったのである。



続く

2016年2月16日火曜日

し り と り














多忙

売れっ子

誤想

浮世

予算消化

稼ぎ時

起死回生

生き残り

林檎

ゴリラ

ラッパ

パイナップル

ルッコラ

ラムネ

ネバーーーギブアップッ

プリン















2016年2月10日水曜日

最低限の希望





かつての朋友から久方振りに連絡があった。



元々は同じ釜の飯を分け合って過ごした仲であり、毎日毎日、来る日も来る日も共に過ごした旧知の人物である。


善事も悪事も友人から。


とは私の造語であるが、まさしくこの言葉通りに、良くも悪くも奴からは様々な事を教わったり学んだりした。語り尽くせぬ青春の日々。嗚呼。鳥の鳴き声とて、人の青春には遠く及ばない。


そんなことはさておき、ある時を境に彼との付き合いに対して、私は「なんか違うなー」という、いわば違和感が頭をかすめるようになり、ここはお互いの為、一旦距離を置こうと思って去年以降、こちらからの連絡は一切、遮断していたのだ。


向こうもそんな私の気配を察知してかせずか、パタリと連絡は止み、知らせがないのはいい知らせ、どこかで元気に暮らしていることでしょう。と悠長に暮らしていたのも束の間、唐突に連絡が来た。


なんじゃらほい、って連絡を受けてみると、こんなやり取り。




「もしもし」とは僕。

「あ、もしもしー。おれだけどー久しぶりー」
「久しぶりー」
「あ、なんか急にごめんねー。元気してたー?」
「元気だけど。なに急に、どうしたの?」
「いや、ちょっと聞きたいんだけどさ、おれのマイナンバーってそっち届いてない?」
「は?マイナンバー?」と言って寸時考えた。



この男は所謂行政機関における書類や手続きとは一切無縁の男である。というのも、それは彼が選んでそうなった訳で、所謂住民票、や、健康保険証、といった世間では当然極まりない書類における手続きを忌み嫌い、避け続けて生きている人間であり、それらを持たない人物が唐突に連絡をしてきて、現在最もホットな行政書類である「マイナンバー」の所存をおれに確かめるのである。ただただ怪訝でしかなかった。


「いや、届いてないけど。なんで?」と聞くと、

「いや、前まで一緒に住んでたから、ひょっとしてお前ンチに届いてんじゃないかなーと思って」と涼しい声で答えた。

「や、そういうことじゃなくて、なんでマイナンバーなんて必要としてんの?」と聞くと、思いも寄らぬ答えが返ってきた。


「じつはさ、おれさ、就職することになったんだよね」


一瞬、意味がわからなかった。だから言葉もすぐには出てこなかった。



あの男が。就職。かつて学生時代からバイトしていたファストフード店も、焼き鳥屋も、パチンコ屋も、風俗店も、林檎屋も、全てが長続きしなかった男が。就職。


嘘だろ?と問うと、


「嘘じゃないさ。おれはこれまでの人生を改心して新たに志しを見つけ出し、真にやりたいことが定まった。それは飲み屋である。かつてお前と方々を散策し、合計すれば数え切れぬほどの飲み屋に遭遇した。そんな日々を振り返り、おれは今後は酒を出される側ではなく、酒を出す側へなりたいと思ったのだ。理由などない。ただ、新たに自分を試せれる場所で、人に喜びを与えられる舞台はそこしかないと思ったのだ。それになりより、おれがそれをしたいと思った。だから選んだ。だからおれはある店で去年から下積みをしている。そこに就職したいと願い出た折、マイナンバーが必要だって言われたんだ。だからお前に聞いた。悪いけど本当に知らない?」



私は一度郵便物を調べてみる、とだけ言って、連絡を切った。





外の風を吸おうと思ってベランダに出て缶チューハイを飲んだ。



外はめちゃくちゃに寒かった。



ちゃんちゃんこを着ていても肌着を通して風が吹き込んでくる。


しかし冬は嫌いではない。


私は、あっ、といった。


この頃日付の感覚が薄れているが、思えばあと数日で三十になる。


その友人のほうが五才年上で、一緒にいた頃はそのせいもあってか、自分は常に若いものだと錯覚できたものだ。


しかし、少し距離を置いてみると、自分ももう立派な大人の歳である。


負けてられない、と思って部屋に戻り、空き缶を燃えないゴミの袋に入れて、次は日本酒を飲もうと思った。
もうすぐ春。


沢口  裕


2016年2月9日火曜日

H i n t ?

先日、とある宴の席で
海外でも活躍する曲芸師さんとお話をさせてもらう機会がありました。

「点」を見極めることが大切だとその方は言う。



宴のテーブルを端に寄せて、実演が始まりました。

例えば、踏ん張って立っている相手がいるとして、
そのまま押しても相手は簡単には倒れない。
でも、相手の体の、ある「点」と、
その空間に存在する、ある「点」を見定めて相手に軽く力を加えると、
相手はあれよあれよと倒されてしまった。

とか、自分が正座でお辞儀をする姿勢をとってみて、その体勢のまま、
背中の上に自分より30kg以上は重い男性が正座をするのは、
普通に考えるとちょっと難しい。
でも、指示された、ある「点」とおでこの中心を結ぶ線を強く意識して支えると、
私はその男の人を自分の背中に完全に乗せることができてしまった。

さらには、服のシワさえも弱点になり、
もっと言えば服の模様(ボーダーやチェックなど)の線も隙だらけらしく、
そのシワや線をその方が手でサッと斬る仕草をすると、
相手はたちまちバランスを失い、後ろによろめいてしまう。
ボーダー大好き... 気をつけよう。


私たちは、目の前で繰り広げられることの数々に驚いて、
では逆に、相手に倒されないようにするにはどうしたらいいかを尋ねてみた。
そうすると、「力を抜くことだ」と教えてくれた。

???

再び実演が始まりました。

自分が力を入れた状態でいると、
相手はその力を利用して倒しにかかることができる。
でも、自分が力を抜いてだらーとしていると、
相手のかけてくる力をすり抜けることができて倒せないというものだった。

もちろん誰でもすぐ出来ることばかりではなく、
これはその方が積み上げてきた意識と勘と経験があってこそ。
なんだか変な話をしているように思われるかもしれませんが、
とても実感したのは、これが日々の自分の生活にも置き換えられるということ。


力を抜いて生きる。
力んでいると、肩もこるし、敵もできるし、不自然なことも生じてくる。
それは、仕事や人間関係などで、もう日々感じていることだった。

でも、力を抜くということを無意識にすること、これなかなか難しく。
そうやって意識している時点で、すでに力が入ってる。
歯医者でも、リラックス〜と言い聞かせた数秒後に、いつも肩はがちがち。


のんきに生きるのにも、コツがいるのかもしれません。


川原 由美子





2016年2月2日火曜日

林 檎 ヲ タ ベ タ イ




「あたたかい国へ  共にゆこう」

「は い」




あぁ  美味しい林檎が食べたい











2016年2月1日月曜日

音始め

一月の最終日、音始めでした。
SOUTH BLOW、本当にたくさんの方々に愛されて支えられているバンドなんだと実感した日でした。mollen共々、今年もよろしくお願いいたします。
 長村 創