「作ってほしいものがある」
と男から電話が鳴った
急ぎの案件だった
断片的な内容を聞き出し
スケジュール的に間に合わないので
ざっくりと組んだデザインを
その日のうちに提出した
そこからブラッシュアップしたら
迅速に進められると
考えたから
ざっくりと言えど
私はそれでお金をいただき
生きている人間です
時間を費やして
自信をのせて
出した
-
翌日
それを見た
先方である男から電話が鳴った
男は「全然違う」
と言った
「なんで分からんねん」
と笑った
私は笑わなかった
「では
どうしたいのか
どういう風にみせたいのか
内容をください」
と私は先方に乞うた
それに対する答えは
「分かれや」
説明せずとも理解しろと言う
今まで色々と先方の活動言動を
みてきたのだから
分かって当然だと
「分からん
教えてください
間に合わないから
明後日の朝までに
内容ください」
と乞うた
翌日
「もう作らんでいい
こっちでつくる」
と
それに加え
何で分からんのか
過去のあの時
作ったものは良かったけど
あの時のは全然やった
とか
もっとゆったろうか
と
私の出来の悪い点を並べられた
もっと言い方に
選択肢はなかったですか
寝ても覚めても
腹が立って
悔しくて
解明ができないから
納得もできなくて
だからこうして
ここに書くことで
戦います
これが私の表現と選びました
ほんとに
コンチクショウ!!!です
もっともーーーーーっと
おぞましい言葉を吐きたいです
いくらでも出てきます
「相手のことを思っての助言だ」
「この怒りは自分に対してだ」
「怒りを糧に成長すればいい」
なんて大人な解釈はしません
その代償がこの気持ちなら
割りに合わんし
お酒がのみたい
林檎酢を少しばかり
入れちゃったりなんかして
堂
この物語は
フィクションであり
実在する人物・地名・団体
などとは一切関係ありません
人の記憶は曖昧で
美化され自分本位に
うまれかわります
「文章を書くという作業は
とりもなおさず
自分と自分をとりまく事物との
距離を確認することである。
必要なものは感性ではなく
ものさしだ。」
(気分が良くて何が悪い?)
村上春樹さん
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