2015年12月22日火曜日

私 の 仕 事





「作ってほしいものがある」

と男から電話が鳴った

急ぎの案件だった

断片的な内容を聞き出し

スケジュール的に間に合わないので

ざっくりと組んだデザインを

その日のうちに提出した

そこからブラッシュアップしたら

迅速に進められると

考えたから




ざっくりと言えど

私はそれでお金をいただき

生きている人間です

時間を費やして

自信をのせて

出した



-



翌日

それを見た

先方である男から電話が鳴った

男は「全然違う」

と言った

「なんで分からんねん」

と笑った

私は笑わなかった

「では
どうしたいのか
どういう風にみせたいのか
内容をください」

と私は先方に乞うた

それに対する答えは

「分かれや」

説明せずとも理解しろと言う

今まで色々と先方の活動言動を

みてきたのだから

分かって当然だと

「分からん
教えてください
間に合わないから
明後日の朝までに
内容ください」

と乞うた

翌日

「もう作らんでいい
こっちでつくる」


それに加え

何で分からんのか
過去のあの時
作ったものは良かったけど
あの時のは全然やった
とか

もっとゆったろうか


私の出来の悪い点を並べられた




もっと言い方に
選択肢はなかったですか

寝ても覚めても
腹が立って
悔しくて
解明ができないから
納得もできなくて

だからこうして
ここに書くことで
戦います
これが私の表現と選びました


ほんとに
コンチクショウ!!!です

もっともーーーーーっと
おぞましい言葉を吐きたいです
いくらでも出てきます


「相手のことを思っての助言だ」

「この怒りは自分に対してだ」

「怒りを糧に成長すればいい」


なんて大人な解釈はしません
その代償がこの気持ちなら
割りに合わんし






お酒がのみたい

林檎酢を少しばかり
入れちゃったりなんかして







この物語は
フィクションであり
実在する人物・地名・団体
などとは一切関係ありません
人の記憶は曖昧で
美化され自分本位に
うまれかわります












「文章を書くという作業は
とりもなおさず
自分と自分をとりまく事物との
距離を確認することである。
必要なものは感性ではなく
ものさしだ。」
(気分が良くて何が悪い?)
村上春樹さん





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