"未来"の2015年10月21日がやってきました。
当時、家族みんなで映画を観たときの私は8歳...
映画でマーティが履いていたスニーカー(足を入れると自動で紐がシュッとしまる)は、
今年「Nike Mag」として公式発表したし、
ドクが生ゴミを車の燃料口につっこんで車を走らせるシーンも、
今では綿繊維をバイオ燃料にリサイクルする技術が開発されている。
タブレット携帯はもう当たり前。
描かれた未来がいくつも現実になっているのですね。
今、改めて映画を観るととても面白いです。
話は変わって、ムカイ林檎店のみんなと一緒に奄美大島へ行ってきました。
最終日、奄美本島からフェリーにのって加計呂麻島(かけろまとう)へ。
行き交う人はみんな挨拶を交わし、夜の朝崎郁恵さんの歌会では、
腰の曲がったおばあが奄美のリズムに合わせて六調を踊っていました。
海沿いには、ほんのり淡いピンク色の大きなフヨウの花がたくさん咲いていました。
夜になるとみるみるうちに真っ暗闇になって、その中にじっとしていると、
海も森も土も全てが生きていることを感じました。
島の生活には無理も無駄もなく、みんなが淡々と朗らかに生活していました。
世界の最先端では、進化し続ける技術を使ってどんどん夢が叶っていく。
一方で、自然は自然のまま、美しい世界がまだまだたくさん残っている。
30年後、50年後の世界はどうなっているのだろう?
車は空を飛んでいるかもしれないなぁ。
タイムマシン的なものももう出来ているのだろうか。
楽しみだなぁ。
でも、できれば、顔を見て昨日あった出来事を話して笑ったり、
炊きたての白いごはんの匂いをかいで幸せ〜な気持ちになったり、
複雑になっていく時代のなかでも
自分の皮膚感覚を大切に生きていけたらいいなぁとぼんやり思っています。
大切な人たちが、この先も健やかでいられますように。
川原 由美子
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