2017年5月4日木曜日

050.コンッコンコン



「そうそうあの日。君が訪ねてきた日。あれは金曜だったかな。」

大型の連休に入る前の金曜の夜。浮かれた街の音が気分を和らげてくれていた夜。私は自転車にまたがり、食事に招かれていた知人の家を訪ねた。

それからちょうど1ヶ月ほどたった
今日。その知人と近所の喫茶店で偶然出会い、一緒にお茶をすることになった。

「あの日ね、君が帰った後さ、届いたんだ、今流行りの洗体機が。いやあ、高かっただけあるよ。スイッチひとつ、ものの5分で体も髪も綺麗になってね。柔軟剤をいれたらいい香りになるし髪なんかふわっふわだよ。」

そういって彼は、自分の髪にふかふかと触れた。







ってゆう2020年

いらないけどね〜





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