林檎屋さんで働いていた時分
おっさんになることが夢でした
今となっては何言ってんだか
ばかちんが と思うけど
なぜそんな風に感じていたか
今日気づいた。
周りにいいおっさんが
たくさんいたからと思います。
林檎屋さんのおっさんは
みなかっこよかった
林檎屋さん辞めてから
よくないおっさんに会ったもんで
おっさん何てくそくらえだ
と夢を捨てました。
林檎屋さんのおっさんたちは
一緒に林檎売りに出かけたとき
色んな話をしてくれました。
こうしてみるといいよ
こんな考えに変えてごらん
って
すんごいなあ
そうなりたい
って事ばかりで
そんな悟りの境地に立っているなんて
どんな人生歩んできたのさ
ってな感じで。
林檎を売りに出る姿は
大層勇ましかったわけよ
風情ある姿のおっさんがたくさんよ
林檎屋さんてかっけえのよ
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