今日出会ったおそらく70代のお母さんで、その人はそれまで一度も病気もしたことなく、風邪すらひかないと言う健康な身体だったらしい。
それが今年の三月、急にひどく頭痛がするので、娘さんに連れられて病院に行くことに、向かう途中で意識を失い次に目をさましたのは三日後。
目をさますと医師に
「脳に腫瘍ができていてすぐに手術をしないとたすからない…してもたすかる可能性は低く、植物状態になるかもしれない。」
と言われ、手術は5日後に行なわれることに。重病の人ばかりの部屋に入れられ、死ぬことを予感した。らしい…
そこで納得しなかったのがだんなさんで、
「脳に腫瘍できただけで死ぬか!」
と言って5日間徹夜でネットをあさり、なおせる医師をさがし、ギリギリで見つけだした。
急遽病院をうつし、お母さんは腫瘍をとることに成功し、四月に退院することができた。
「退院の日、桜が満開で、あんなきれいな桜はもう見られないと思ってたのに、見れてお父さんとお医者さんにすごく感謝してるの」
…やて、
僕はお母さんにいただいた7千円を握りしめ、ありがとーと手を振ってその場を去った。
これは、以前僕自身のFacebookにアップした文なのですが、心温まるいい話なので、改めて載せさしていただきました。
出会ったばかりの人とこういった話をするのは、りんご売りならではやなぁと…。
読んで頂きありがとうございます。
あべ
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