2016年1月10日日曜日

林檎転生日記 1





書いたものに題名をつけるのが苦手である。


特にこうして毎日の出来事や考え、フィクションなどを織り交ぜたりしながら書いている日毎のブログには、その苦手具合はより顕著なのである。

書き終えた文章に題名を付けようと艱難辛苦して気付けば朝ぼらけ。

ほら、もう行商に行く時間だよ、あんた、いつまでそうしてるんだい、この甲斐性無し、と、お母さんから怒られることもしばしばなのだ。


そんな日々にはもう辟易した。

そうして項垂れていると、ムカイ林檎店の女将である美奈師匠から、

「タイトルを固定すればよろし。そしたらパッと見ぃであんたが書いた文章だってことがわかるようになるし。うんうん。それがよろし。嗚呼。寒空の、立ち枯れの木に、思いを馳せる。長谷川美奈」

と助言を頂き、おれは、ほっほーーーん、なるほど、確かにそうかも。それは一理あるかも。千里の道も一歩からかも。と、美奈師匠の提唱するタイトル固定論に激しく同意した。そっちのほうが楽だし。
ということで、もうそうとなれば今日のブログからタイトルを固定してもうたろ、という考えに思い至った俺様は早速タイトルを考えた。

そして題されたのが、



林檎転生日記



これはどういう意味かというと、まぁ、自分の性格上、一々文章や物事の意味などを講釈するというのは嫌い千万なので、かなり億劫なことではあるのだが今回は敢えて説明すると、皆様は「輪廻転生」という言葉をご存知だろうか?多分、知らないと思う。抦!そこの君!今、Wikipediaを使って調べようとしたね?それは駄目だぜ?なんでもかんでもすぐネットに頼って検索するというのはよくないことだ。meが認めているのはせいぜい大辞林で引くことぐらいさ。


まあ要するに、「輪廻転生」ってのは生まれ変わりのことだよ。それを仏教用語で神聖に、かつ神妙な感じを出すために4文字の漢字でぎゅっと凝縮させたんやわ。「因果応報」とちゃうで?「輪廻転生」やで?


そして私が付したこの「林檎転生」というのは、まぁ、言うなればダジャレである。「ダジャレ」も漢字で書けば「駄洒落」である。


輪廻、の、りんね、が、林檎の、りんご、と語感が似ているから、まぁそんならなんか深い意味合いとか読み手が勝手に解釈してくれそうだなぁと思ってそうしたのである。


あと、林檎は永遠である。地球に酸素があってそこに時間が流れていれば、という条件付きではあるが、人間なんかよりずっと永遠である。
輪廻転生もまた、永遠である。



非常にわかりやすく、かつ具体的に意味を説明したつもりではあるが、まだわからない、理解できない、息切れが激しい、などと感じた人は直接聞きに来て下さい。


ということで林檎転生日記の1日目はこんな感じ。久々の2連休。僕は珈琲をもう一杯飲んで、お昼寝しようと考えている。



沢口  裕



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